三大新興企業
グリーンエネルギー
台南市にはグリーンエネルギー産業が集積している利点があります。システムインテグレーション、創エネ、省エネ、畜エネ等のメーカーが集まり、その上流、中流、下流の産業、いずれもが優れた技術基盤を保有しているため、省エネルギー産業、グリーン産業のサプライチェーンの発展に繋がり、今ではグリーンエネルギー産業のクラスターが形成されています。
2016年以来、中央政府と連携し「沙崙智慧綠能科學城(沙崙スマートグリーンエネルギーサイエンスシティ)」の建設を推進してきました。その重要な狙いは「スマートグリーンエネルギーと新興技術」をビジョンとした発展で、「研究開発・生産・販売」の産業クラスターを構築し、充実した試験・測試拠点を提供することで産業を活性化させ、エネルギー自給率を向上させ、内需市場拡大を推進しています。
また、周辺の研究開発拠点やサイエンスパークや工業園区と産学研究連携によるグリーンエネルギー関連技術の共同開発、産業競争力の強化、同時に、グリーンエネルギー技術関連製品の国際市場の開拓を積極的に実施しています。脱炭素環境SDGsを目標に置き、台湾がアジア太平洋地域のグリーンエネルギー産業発展の重要拠点になるよう一歩ずつ前進していきます。
今後も台南市政府は中央政府の政策と協力し、全国から人材を台南に呼び込み、産業発展促進の目標を掲げながら、台湾が環境、永続性のある科学技術面でのモデルとなり、国際社会へその参考例と今後の連携機会を提供していきます。
更に市政府は、素材、省エネ、再生可能エネルギーなどの産業の企業クラスター「台湾グリーンテクノロジー産業同盟」組織を支援し、産業を研究開発型への転換を推進し、内需市場を創出します。インターネット上ではグリーン商品購入を推奨し、グリーン企業とグリーン消費者とのグリーン商品取引、グリーン技術のマッチングやグリーン投資のためのプラットフォーム等を提供します。現在、市政府は太陽光発電システムへの補助を実施していますが、現在、地方型SBIR計画補助を申請しており、グリーンエネルギー産業製品の応用と研究開発の奨励と共にその実証効果を基にグリーンエネルギー産業の発展を牽引していきます。
バイオテクノロジー
台南市は企業数400社以上、充実した産業クラスターを持つ製薬、応用バイオテクノロジーおよび医療器材などの3大二次産業を擁しています。同時に市政府は「台湾バイオテクノロジーアライアンス」と共同チェックプラットフォームの成立に協力し、毎年バイオテクノロジーとグリーンパワー見本市を開催し、テーマパビリオン方式でBio Taiwanに出展するとともに、業者を統合して海外出展にも協力しています。2011年から2021年2月末までに海外のバイオテクノロジー見本市に18回出展し、協力した企業はのべ142社、会場での受注額NT$5.90億元、後続の潜在受注額はNT$13.51億元となっています。
ファッション
ファッションデザイン産業は台南市政府が積極的に推進している六大新興産業の1つです。台南は繊維、アパレル、製靴の盛んな町で産業チェーンがしっかり構築されています。市政府は交流プラットフォームを確立するために、業種、業界、領域を超えた業者の連携を実施し、研究開発への共同での投資、マーケティングや展示会への参加など、国際交流を促進するための支援を行っています。2013年には「台湾ファッション産業連盟」の設立に協力を行い、若者の参入を奨励したため台南の地元ファッションに新たな1ページを築くことが期待されています。今後も市政府は展示会、フォーラム、講演会、起業家交流会等への参加個別支援とは別に、市としての政策支援は継続して行きます。また、学術研究単位の技術能力を統合集中し、中央政府と地方政府の補助資源の運用のため、会員に協力し、技術研究開発、新製品開発支援などを行うことで、連盟に創新的な活力を注入し、産学研の垣根を超えた合作の新たな可能性を提供します。